骨壺の中には、 八角形のしっかりした形で、 内側に白い細かな粒がびっしり付いているタイプを見かけることがあります。
「お米みたい」 「白い砂利みたい」
と感じる方も多いかもしれません。
実際に、
- これは何のため?
- カビ防止?
- どうして八角形なの?
というご質問をいただくことがあります。
今回は、 八角形の骨壺や、 内側の白い粒状加工についてお話します。

八角形の骨壺にはどんな意味がある?
「八角形」というと、 縁起物のイメージを持たれる方もいるかもしれません。
そのため、
「お葬式なのに縁起?」 「六角舎利塔みたいな形ではないの?」
と疑問に感じる方もいらっしゃいます。
実際、 仏教には、
- 六道
- 六地蔵
- 六角堂
- 六角舎利塔
など、 「六」と結びつく文化もあります。
ただ、 現在よく見かける八角形の骨壺は、 宗教的な意味だけではなく、 日本独自の供養用品文化や工芸文化の影響も大きいと言われています。
八角形は「八方」や「末広がり」を表すことも
八角形は、
- 東西南北
- 北東・北西・南東・南西
といった「八方」を表す形として扱われることがあります。
そこから、
- 安定
- 調和
- 穏やかさ
などの意味合いを持たせることもあります。
また、 数字の「八」は、 日本では“末広がり”として縁起が良い数字とされてきました。
これは祝い事だけではなく、 墓石や仏具など、 供養の文化にも自然に取り入れられてきた背景があります。
高級感や特別感から採用されることも
八角形の骨壺は、 見た目の美しさや高級感から選ばれている面もあります。
面が多いことで、
- 光の反射が綺麗
- 重厚感がある
- 特別感が出る
など、 工芸品としての魅力も感じやすくなります。
そのため、 比較的しっかりした高級タイプの骨壺で見かけることが多い印象があります。
内側の白い粒は何?
骨壺の内側に付いている、 白い細かな粒状の加工。
これは、砂張り(さばり)加工というものです。
- 調湿材
- 珪藻土系素材
- セラミック系素材
などを利用した、 湿気対策の加工であることが多いです。
メーカーによって素材や名称は異なりますが、 目的としては共通しています。
主な目的は「湿気対策」
遺骨は、 見た目では乾燥しているように見えても、 湿気を含んでいる場合があります。
そのため、 骨壺内部では、
- 結露
- カビ
- 湿気のこもり
などが起こることがあります。
内側の粒状加工は、 そうした湿気を和らげるための工夫のひとつです。
また、 骨壺の底に湿気が溜まりにくくなるよう、 通気や乾燥を助ける目的もあると言われています。
実際に、これまで粉骨の際に八角形のお骨壷に入ったお骨をお引き受けした際、木製の骨壷の中にさらに布の袋が入っていて、そこに遺骨が入っている場合が多くありました。
骨壷自体や、布の袋も多少の湿気を吸ってくれていたのでしょう。そのように納められていたお骨自体は、状態が良く保管されているケースも多くありました。
ただし「絶対に湿気ない」わけではありません
ここで誤解されやすいのが、
「調湿加工があるから完全に安心」
というイメージです。
実際には、
- 押し入れ
- 床下収納
- 風通しの悪い場所
- 結露しやすい部屋
などで長期間保管していると、 湿気トラブルが起こる場合があります。
どれだけ良い骨壺でも、 保管環境そのものの影響は受けてしまいます。
「何に入れるか」だけでなく「どこで保管するか」も大切
遺骨保管では、 骨壺の種類だけではなく、
- 保管場所の湿度
- 風通し
- 温度差
- 定期的な確認
なども大切になります。
「高級な骨壺だから大丈夫」 「桐箱だから安心」
と思っていても、 長期間そのままにしていたことで、 湿気やカビにつながるケースもあります。
粉骨や真空パックを選ばれる方も増えています
最近では、 長期保管や湿気対策として、
- 粉骨
- 真空パック
- 乾燥処理
などを選ばれる方も増えています。
「散骨のため」だけではなく、 安心して保管するために整えておきたい、 という理由でご相談いただくケースも少なくありません。

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「湿気が気になる」 「骨壺の状態が心配」 「このまま保管していて大丈夫?」
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ご家族が安心して手を合わせられるよう、 保管環境も含めて、 無理のない形をご一緒に考えていければと思っております。
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