無縁墓になるとどうなる?放置した場合の流れと現実

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お墓の管理について、「このまま管理できなくなったらどうなるのだろう」

「無縁墓になってしまったらどうなるの?」

と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、無縁墓になるまでの流れと、実際に起こることについて整理しておきます。


無縁墓とは

無縁墓(むえんぼ)とは、

・お墓を管理する人(承継者)がいない

・管理料の支払いが長期間ない

・連絡が取れない

といった状態になったお墓のことを指します。


放置した場合の流れ

お墓を放置したからといって、すぐに撤去されるわけではありません。

一般的には、次のような流れで進みます。


① 管理料の未納が続く

最初は、

・管理料の請求書

・更新のお知らせ

といった通常の案内が届きます。


② 督促・連絡の依頼

支払いが確認できない場合、

・督促状

・連絡を求める通知

などが届くようになります。

連絡先が分かっている場合は、いきなり無縁墓として扱われることはなく、

この段階で何度か案内が行われるのが一般的です。


③ 最終通知(無縁墓扱いの予告)

さらに連絡が取れない、または無視が続く場合には、

・契約解除の予告

・無縁墓として扱う旨の通知

が行われることがあります。

内容証明郵便で送られるケースもあります。


④ 一定期間経過後、整理へ

その後も連絡が取れない場合、

・墓石の撤去

・ご遺骨の取り出し

が行われ、最終的には合祀墓(共同墓)へ移されるという流れになります。


合祀されたあとの状態

合祀とは、複数の方のご遺骨を一緒に埋葬する供養の形です。

この状態になると、

個別に取り出すことは基本的にできません。

例えば、様々な事情によって今の生活拠点から引っ越すことになり、これまで遺骨を納めていたお寺に容易にお墓参りに行くことができなくなる、という場合もあることでしょう。そのようなときに、長く無縁墓としていたためにお寺が合祀墓に移した後、「自分の先祖の遺骨を取り出したい」ということができなくなります。


親戚から「お墓どうなった?」と聞かれたら

実際に多いのが、お墓の管理をしている方が、親戚から

「お墓どうなってる?」

「ちゃんと管理してる?」

と聞かれるケースです。

親戚が久々にお墓参りに行こうかと思ったら、お墓の周りが雑草だらけで全く管理されていない、もしくはお墓ごとなくなっている、ということも、無縁墓にしてしまうと起こり得ることです。


よくある悩み

・管理ができていないことを言いづらい

・無縁墓になるかもしれないことを知られたくない

・どう説明すればいいか分からない

こうした気持ちから、そのまま曖昧にしてしまう方も少なくありません。


現実的な選択肢

ただ、無縁墓になる前の段階であれば、

・永代供養墓へ移す

・適切な手順で合祀を選ぶ

・粉骨や散骨などの改葬を検討する

など、自分の意思で供養の形を選ぶことができます。


お墓の管理は「お寺・霊園との契約」

お墓の管理は、単に場所を借りているというよりも、

お寺や霊園との契約関係の中で成り立っているものです。

そのため、

・管理料を支払わない
・連絡を取らないまま放置する

といった状態は、

結果として契約を一方的に放棄している形に近くなってしまう場合があります。


もちろん、

・経済的な事情
・遠方に住んでいる
・承継する方がいない

など、やむを得ない理由があるケースも少なくありません。

ただ、

「払えなくなったからそのままにしてしまう」
「誰も見ないから放置してしまう」

という対応は、

お寺や霊園側にも負担をかけてしまうことになるため、社会通念上あまり望ましいとはいえません。


放置するより「決める」方が後悔が少ない

無縁墓として整理される場合、最終的には合祀となり、

その後に取り出すことはできなくなります。

そのため、「どうするか分からないからそのままにする」よりも、

自分のタイミングで供養の形を決める方が、後悔が残りにくいといえるでしょう。


まとめ

無縁墓になる場合でも、

・いきなり撤去されるわけではない

・段階的に通知や確認が行われる

・最終的には合祀される

という流れになります。

ただし、一度合祀されると元に戻すことはできません。

お墓の管理について不安がある場合は、早めに今後の供養の方法を考えておくことが大切です。


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